はじめに
来年に続き今年も奥久慈トレイルランニングレースに出場してきました!
昨年も結構過酷なレースでしたので、正直迷いましたが、在住の仙台から200キロ位で他県のレースでは比較的近く、交通の便も良いので参戦を決めました。
ミドルのレースとしては
9月に開催される安達太良トレイルレースが、仙台からは近いのですが、9月に信越五岳トレイルレースのボランティアへの参加を決めていたので、同月に週末2回抜けるのは店長としてどうなのかということもあり・・・
また昨年奥久慈に参加した印象では、安達太良に比べて比較的走れるトレイルが多かったし、ITRAポイント3ポイントつくので、去年のポイントと合計して6ポイントになるので今年も参戦することに決定しました。
あと残り4ポイントで10ポイント達成で来年のUTMF参戦への条件2年間で3レース10ポイント以上をクリアできるので、7月に開催される『志賀高原100』にエントリーして5ポイント獲得でクリアです。
ただ今年は去年からコースが変更になるとの発表で、エントリーする段階ではコースが決まっていなかったようで、コースは「coming soon」状態でした。
まあそんなに違いはないだろうと思い、エントリー開始して結構早い段階でポチっとしておきました。
そしてコース発表・・・
確認してみると
えっ!💦
なんかやたらキツイ感じになってる・・・(;^_^A
まあ距離は62kmで前回より3km増加で大したことはない
(でも62kmって奥久慈トレイルレース50kって名前だけどおかしくないですか?と突っ込みたくなりますが・・・)
しかし獲得標高が5200mで前回を1,000m以上上回っている・・・
そして制限時間は14時間30分
前回の14時間から30分延びただけ・・・
レース結果
完走!!
総合順位 69位
年代別順位 10位 (50代)
あのえげつないコースを中々頑張ったと思います。ゴール後はへたり込む程出し切りました(;^_^A
レース自体は
出走人数 492名
完走者 177名
完走率 36%
昨年の2022年が
出走者 597名
完走者 266名
完走率 44.5%
昨年は猛暑の中でしたので、昨年よりも気温が低くコンディションが良かったにもかかわらず、去年よりも完走率が8.5%減少しているので、かなりコース自体がきつかったことが伺えます。
出走者も昨年より約100名減少
コース発表された段階で、かなり厳しいコースに変更されていたので、おそらくエントリーを回避した方も多くいたことが推測されますね。
計画と準備
計画と準備は下記の通り
正式目標は13時間以内
チャレンジ目標は12時間
最低目標は完走です。
装備はおおむね前回と一緒ですが、ザックは昨年使用していたサロモンのアドバンスドスキン12Ⅼがザックを締めるドローコードが切れてしまいましたので、デカトロンの15Ⅼザックを使用
これがコスパ最高です。
(興味のある方はこちらクリック⇒デカトロンレビュー)
ポールも前回に引き続き使用します。
使い方に慣れれば間違いなく登りの補助になり脚の負担が減少します。
補給食は相変わらずのミニアンパンとおにぎり
ジェルは前回はウィンゾーンのジェルでしたが、今回はウィンゾーン2個、チャレンジャー5個、エネモチ3個でしたが、チャレンジャーが合わなかったらしく失敗。
気持ちが悪くなりました・・・
エネモチはジェルではないですが、腹にもたまるし味も良いので非常に良かったです。
行程表はこのような感じで作成
初めてのコースで過去の完走者のデータが参照できないため、国土地理院の地形図の等高線を見ながらこんな感じかと推測しながら作成
全体的にキロ12分ペースで行けば12時間の目標位かと
53キロまでは予定通りでしたが、そこから10キロで大幅に予定をオーバーしてしまいましたが、まあこんなもんかと思います。
レース前日
前日受付のため、レース前日は仙台を9時半に車で出発
仲間5人で乗り合わせて行ったので、随分経費節減になりました(^^♪
前回は運転手でしたが、今回は仲間の運転でゆっくり
ありがたいことですm(__)m
途中ランチで「よしなり食堂」の美味しいホルモン定食を頂き、その後通り道のスーパーで夕食の買い出し、当日の朝食と補給食(おにぎりとパン)を購入して会場へ
前日受付はゴール地点の竜神大吊橋の駐車場
他の参加者がみな強者に見えるんですよね~
そして受付が終わり、宿へ
今回は仲間が予約してくれたのロッジ
雰囲気はありますね
2階
鬱蒼とした森の中にある中々雰囲気のあるキャンプ場でした。
綺麗とは言い難いですが、必要最低限の設備で十分満足できました。
温泉ではないですが、別棟に大きめの皆で入れる風呂があるので、気持ちよく過ごせました。
またスタート地点まで車で15分と近かったのと、1人2500円程で宿泊出来たので経費節減できました。
そして相変わらずの前日宴会が開催💦
前日に結構飲む皆様尊敬します・・・
私は翌日に影響するので、ソフトドリンクです。
そして20時に就寝です。
ただレース前、環境の違いで神経質は自分は0時頃には起きてしまい、その後起床時間の3時までは布団の中でうつらうつらしていました。
そしていよいよレース当日を迎えるのでした・・
レース展開
レース中の画像が全くありません・・・
そんな余裕がありませんでした・・・(;^_^A
スタートから持方関門
レーススタートは5時30分
レース当日の朝は3時半起床で、4時15分に出発
宿から選手駐車場までは15分程の距離で、4時30分には到着しましたが、すでに第4駐車場までほぼ満車💦
我々の車はギリギリ滑り込みで第4駐車場に駐車出来ましたが、もう少し遅ければ、下の臨時駐車場?で、シャトルバスで移動するところでした・・・(;^_^A
まあシャトルバスは頻繁に出ているようなので、スタートには間に合うと思いますが、レース後を考えると、徒歩で駐車場に行ける場所に駐車出来て良かったです。
次回出場する方は早めの到着おすすめします。
駐車後は、ゴール地点の竜神大橋の駐車場に荷物を預けて、スタート地点に移動
今回スタートは竜神峡大橋の下のダム脇のロードからスタート
スタート30分前位に行きましたが、すでに100人位並んでます。
みんな気合入ってますね、(^^;
天気も雨は降らないけど、曇り空で気温も良い感じです。
知り合いのランナーに挨拶したり、仲間と写真を撮ったりしていると、いよいよスタート
最初の3キロ程はロード区間です。
最初からみんな結構飛ばします。
自分も行きたかったのですが、道幅も狭く、並ぶ場所が後ろ過ぎたので、流れに乗って走ることしかできず・・・
1km 5:43
2km 5:12
3km 5:23
で4km以降のシングルトレイルに突入したため、結構な渋滞💦
やはり最初が肝心
もう少し前に並んで、最低でもキロ4分30秒ペースで入るべきでした。
4km~7kmの間はトレイルで渋滞しながら進んでいたため
4km 14;36
5km 20:58
6km 16:47
7km 12:44
と大幅にタイムロス
もともとのタイムスケジュールは湯沢峡までの目標平均タイムはキロ10:00位での設定でしたので、スタートから7kmで約15分の遅延
ただ後から考えると、ここで渋滞しながらゆっくり走ったので、最後まで脚が持ったのかもしれず、今となっては良かったのかもしれません。
その後7キロ過ぎから湯沢峡のエイドを通って大円地までは一旦林道に出て、ロードラン
奥久慈パノラマライン林道ですかね
ここは林道ですので、なるべく走りたいところです。
その後大円地からはトレイルに入って男体山の頂上を目指します。
男体山までの登りも結構パンチがありますが、帰りは登らなくてよいのでほっとします。
でもこの男体山の登りで何度かいつものふくらはぎの脚攣り発生
なんだかんだいってもやはり筋肉使ってしまっていた模様
やはりふくらはぎにもテーピングしておくべきだったと反省
普通に走っている分には何とか行けそうなんですが、路面の状況で不意に思っているところと違う動きになった瞬間に、脚が一瞬硬直する💦
一度はつまずいてコケそうになった瞬間に両足攣って厳しい状況に陥りかけましたので、ちょっと早いですが、背に腹は代えられず、痛み止めを投入
また攣り防止に効果がある芍薬甘草湯も投入しました。
この投入が良かったのか、その後は攣ることが減少
後半はほとんど攣ることなく走ることが出来ました。
まあ次回以降のレースではまずはふくらはぎテーピングしていくようにします。
持方~袋田~月待の滝 核心部分のデビル5マイル
その後持方エイドを通って月居山、袋田駐車場までのアップダウンのトレイル
このトレイル去年も同じコースが設定されていましたが結構アップダウン多くてキツイ💦
しかもここの細いトレイルで30Kランナーとスライドがあります。
うーん・・💦なかなかここでスライドは厳しい
お互い譲りあいながらのスライドで、タイムロスが半端ない
ただこの辺りまで、地元のトレイルの強者ランナーTさんと一緒だったので、話しながら行けたので結構気が紛れて良かったです。
そして袋田駐車場を越えるといよいよ今回の奥久慈レースの核心部分通称デビル5マイルへ
月待の滝までの8キロ程で、細かいアップダウンが20個以上続くえげつないコースと、コース説明で言われていました・・・
確かにアップダウンの連続で、しかもすべて急な登り下りのため結構足を削られましたが、アップダウンの標高差はそれほどではなく、
考えていたよりも、キツイ印象はなく乗り越えることが出来ました。
仙台のえげつないアップダウンのコースで知られる七ツ森を走っていたので、それに比べれば全然問題なくクリアできました。
しかもここでもトレラン友達のIさんと丁度一緒に走れたので、色々話をしながら走れたので、それも良かったのかもしれません。
キロ平均16:30位のペースでデビル5マイルを抜けて月待の滝へ
月待の滝~袋田の滝~持方
月待の滝からは折り返しで、4~5キロのロード区間
ここで結構歩いている方も多くいましたが、なるべく走ってキロ平均5:44で走りきる
その後トレイルに入って生瀬富士へまた登ります。
生瀬富士からは気持ちよくトレイルの下りを走ってまた袋田駐車場を通って、こんどは袋田の滝方面へ
観光客が行き来する中を苦悶の表情で駆け抜けるトレイルランナー達・・・(;^_^A
こいつら何やってんだろうみたいな視線や頑張れーという声援を送ってもらって調子よく走ります。
「この時間にここは知っている人は、結構早いから今走っている人たちは上位だね~」なんていう耳に心地よいつぶやきを聞こえてきます。
この辺りで股間に違和感が・・・💦
まさかの股ずれ(;゚Д゚)
ワセリンを塗っておくべきでした・・
後悔先に立たず・・痛い
対処策を考えた結果、ジュニアを握って揺らさないで走る!
これが結構有効でしたが、明らかに怪しい!
ただ背に腹は代えられないので、怪しまれないように握ったり離したりながら走って何とか最後まで事なきを得ました(^_^;)
そして袋田の滝の激坂階段へ
40k走ってきた後で、この数百段の階段登り
予想外にきつかったです・・
しかも本当に急で長い・・・
しかもしかもここでコースロスト
階段きつすぎて表示の先を間違えて本来は下るところを、さらに登ろうとしてしまいました。
ただ後ろのランナーさんがすぐに気づいて、「こっちですよー」って声かけてくれたので本当に助かりました。
そしてこのことがきっかけで声をかけてくれたこのランナーさんとゴールまでずっと色々話しながら一緒に走ることになります。
同じトレイルランニングが趣味なので話が尽きず、苦しい気も紛れて本当に助かりました。
こういうことができるのが、ロードのマラソン大会とは全然違う楽しみですね。
その後ロードを少し走った後は持方までのアップダウンの連続攻撃
デビル5マイルより最終盤で出てくるこのアップダウンがきついんですよね~
持方~湯沢峡~篭岩~ラストへ
持方の関門は17時
到着が14時50分頃だったので、この後トラブルに襲われなければ、ほぼ完走は間違いなしと確信してホット一息
持方出発が15時以降
最終番 持ち方~湯沢峡~篭岩~ゴールへ
持方からの帰りは男体山には登らず行きとは違うトレイルを基本下りで気持ちよく走れる
そして最終関門の湯沢峡エイドを16時過ぎに通過
関門時間が18時なので2時間前
ここでヘッドランプの点灯確認して、篭岩に向かいますが、ここでさらなる試練が用意されています。
ОSJの嫌がらせか・・・
行きと同じコースだと比較的なだらかに登りますが、別ルートで急な鎖場の崖を登らせるコース設定
ここで明らかに大幅にタイムロス
キロ28分掛かってやっと篭岩を越えて、さらに亀ヶ淵でもう一山超えて竜神大橋までのロード
ロードに出ればもう安心
アップダウンはありますが、基本下りがメインですので、脚の痛みもなく気持ちよく、一緒に走ってきた若手ランナーとランニング旅の最終章を感慨にふけりながら走ります。
そして最後の最後に、竜神大橋までの相変わらずの階段地獄・・・
最後の力を振り絞って登り切り、竜神大橋を渡りきったところでゴールです!
この演出は素晴らしい・・・
なんか感動しました😂
ゴールには応援に来てくれていた仲間たちが出迎えてくれていてさらに感動
ただ本当に出し切ったので、ゴール後は両手両膝をついて崩れ落ちていました。
最後に
本当に奥久慈半端ないです・・・
まあ私の実力が不足しているのかもしれませんが、本当にキツかったです。
アップダウンの数が異様に多い気がします。
コースも変わってデビル5マイルのアップダウンも増えてさらに過酷になってます。
来年出場する方は心してエントリーした方が良いと思いま~す(^_^)/~
私は来年はお休みしようかと考えていますが、記憶は美化されますので、来年になったら考えが変わって出場してしまうかも・・・
意外に仙台から近いんですよね~
でも安達太良の方が近いから来年は安達太良でしょうか。
それではこれで2023年奥久慈トレイルレースのレポートを終了いたします。
次は7月に行われる志賀高原100でございます!
ガンバロー!!!!